イマジネーションの爆発/パプリカ

今敏監督の新作「パプリカ」を最終日ぎりぎりに見ることができました。色々なイベントが複雑に絡み合う、相変わらずの今ワールドですが、今回は、何でもありの「夢の中」という舞台を手に入れ、彼のイマジネーションを思うがままに爆発させることができたという感じで、鳥肌が立つほど楽しむことができました。

ただ、全く新しい世界観を体験できたかというと、「アキラ」や「平成狸合戦ぽんぽこ」、「千と千尋の神隠し」といった過去の名作を思い起こさせるシーンも多いし、最終的に夢と現実が交じり合いすぎたという印象もあり、個人的には、満足感の中に少しだけ残念な気持ちも残ったのも事実です。でも、その辺は、何度か観るうちに消えていくような小さな部分のような気もします。

ともあれ、コンスタントに、自分らしさを保ちながら、観客の期待を裏切らない作品を作り続ける今監督の活躍は、大友克洋や押井守の後の穴をしっかり埋めて余りあるものですね。今後の活躍も楽しみです。

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